がんばれ!!みやむー

11.「続・アニタレはいらない」〜声優はアニメだけではない〜

みなさん、こんにちは。
世の中、コンピュータウィルス「メリッサ」で大騒ぎしています。
が、事の本質はMSによる市場独占ですね。
今回の事件は、単一アプリが市場を占めた時、このような危機が起きた場合、
被害が簡単に広がってしまうという不健全さに警鐘を鳴らしたものでしょう。
まぁ、そんなこんなで、年度末のバタバタでてんやわんやしているウチに
新年度、新学期になってしまいました。
(ホントに忙しかったですよ。自分で設計した製品の試験ってドキドキしました。)
さて、この4月より莫大な数のアニメが放映されます。近年希に見る多さです。
なかなか面白そうなものもあって、かなり期待しています。
作品のレヴェルは脚本と役者の演技、それと作画によってほぼ決まります。
演技については、このコラムで毎回のごとく申し上げています。
脚本がダメダメなものは見ていると苦痛にさえなります。
殊に、昨今のアニメションには計算機ネットワークを主眼にしたものや登場するものが多いです。
しかしですね、用語が間違って使われている作品が多数あります。
特にハッカとクラッカの区別をしていない作品が目立ちますね。
具体的な作品で言えば「ジェネレータガウル」はNGですね。一方「Serial Experiments lain」はOKです。
(lainの場合は計算機ネットワークそのものの話なのできちんとした脚本になっていると思うんです。)
これだけインターネット(The Internet)が注目されているにもかかわらず、
クラッカとハッカの区別をしていないなんて脚本の程度が知れます。
計算機関係の話を書く人はRFC(Request For Comments: インターネットのJIS規格みたいなもの。かなり違いますが。)の1983番でも読んで欲しいですね。
ちなみに、ハッカとクラッカの違いを抜粋した日本語訳はここです。
もっとも。ダメな脚本にダメ声優がついた日には目の当てようがありませんがね。

枕がまた計算機ネタになってしまいましたが、今回も一連のお話の続きです。
「メディア」・「ファン」と続き、今回はお待ちかね声優自身に焦点を合わせてみました。
ここで、いきなりですが広辞苑(第4版電子ブック版)で「声優」を引いてみました。

【声優】

姿を見せず声だけで出演する俳優。ラジオの放送劇、テレビの吹きかえなどの俳優。

相変わらず広辞苑は表現が硬いですね。「姿を見せず」ってのがいかにもって感じです。
まぁいずれにせよ声優とは役者であり、文字通り声のスペシャリストのハズです。
ですから、何もアニメに限定されることはないのですね。
つまり、アニメ以外で仕事をすることを拒んではいません。
でもね、これはあくまでもスペシャリストとしての仕事が出来る場合に
限られるのですよ。言い換えれば十分な演技力があって初めて実現すると思うんです。
なんか、今回は、もう結論が出てしまったようです。
が、これだけではつまらないんでもう少し堀り下げてみましょう。

それでは、今の「声優」と称される人々はどうでしょうか?
CDや写真集を出して、コンサートやったり、果ては、演技力のないまま勢いで映画や
ドラマに出る。今や声優になれば何でも出来るみたいな風潮です。
本来の業務を忘れたバブル企業のようです。土地神話よろしく声優神話ですね。
(声優ブームに支えれれているからこその事なのにね。)

4月といえば、新財政年度ですね。
都知事選に立候補している石原さんは単年度会計の止めるとか言っていますけど、
それが実現されれば年度末の予算消化の道路工事が無くなりいいかも知れませんね。
限り有る税金を1円たりとも無駄にしてほしくないですから。
そうそう、アニタレを救っていた「公共事業」も見直さなければなりません。
ヲタク様の資金も無尽蔵ではありませんからね。
ゲーム市場において美少女ゲームにアニタレを採用することで生活の場を確保してきました。
また、深夜に放映されるアニメの数が増えるていますが、万人受けを放棄し、一点突破
を狙って「ヲタク様」という層に完全にターゲットを絞って高い購買力を有効活用しよとしています。
製作サイドから見れば、深夜帯の少ない予算の中で、しかもヲタク様の好みするよう
にするためにアニタレを使用することは非常に合理的なのです。
また、アニタレ側は上手く行けばすれば、メジャーへの可能性も開けるんですから
ホントに渡りに舟ですねよ。
でも、これから述べる「将来への負担」を考えたらこの「公共事業」は止めるべきです。

以前、本編9で分析をしてみましたが、現在声優と称される若い人々は
「メディア」・「声優ファン」によって作りだされた「アニメ・タレント」というもの
になってしまっています。
十分な演技力がないのに露出だけは多い。そのくせ、声という広大なフィールドでは
なくアニメという特化した分野にのみ存在する。
で、このコラムでは声優になりきれていない人を「アニタレ」と称してきました。
ちなみにこの言葉は「国際オタク大学」から引用しましたが、infoseekで調べてみました
ところ、Webページで使っているのは本TCVVだけでした。(涙)
と、こんな感じで若い声優の方々は非常に多くいらっしゃるのに、その中で
現在、映画やナレータでの声が出来る人間が一体どれ程いるんでしょうか?

このコラムで、何度も言うように椎名へきるはどう見たって演技活動しているとは到底思えません。
歌を歌って演技力がつけば誰も苦労はしませんよ。
もっともファンなんて彼女の作品に期待していないでょうけど。:p
仮に彼女が「アーティスト」だとしたら、ならなぜもっと音楽雑誌に出ないんでしょうか?
それはですね、軸足を未だアニメに置き、それでいて歌手活動をしているという、
歌手でもなく声優でもなく分からない「典型的なアニタレ」だからです。
だから、声優雑誌でないとダメなんでしょう。
なにせ、彼女にとって声優雑誌は、

批判されない安全地帯なので居心地がいい場所
なんですよ。
でも、すごいよね。賞賛されるばっかりで。誰だって感覚がおかしくなりますよ。
まぁ。この甘えた環境から脱却しない限り彼女は音楽雑誌に出られないでしょうねぇ。
あっ。でも、オリコンの最終週だけは除外しますよ。あれは最終週にアニメ特集が
組まれますからね。

アニタレの方々は「役者、俳優」という高いステージに向かってゆけるんですか?
どうやら最終目標が違うようです。もうも最終目標が「いわゆる声優」なようです。
もし、このまま行ってしまえばベテラン声優の年齢層に空白が出来てしまいます。
そうなればどういう結果が出来ればどうなるか明白です。
そういった危機感てのはないんでしょうか?
やがて、映画・ナレータに誰も満足な声が当てられないという「目もあてらない」状況
になってしまいます。
声優雑誌はそこんところまで考えてませんね。
まぁ当世は声優=アニメなようですから・・・・・・・
「声優」と称するからには、アニメだけではなくナレータ、吹き替えの仕事も出来なけ
れば本物ではないですね。

以前、TCVV意見箱に「歌手」としてファンになった場合にどうなのかという
ことで、見解を求められました。
どちらのフィールドに軸足を置いているかによると思います。
そこで逆に質問します。役者に軸足が置いている人を歌手としてファンになった時、
役者としてどう見ているのかを知りたいです。
(仮に歌手に軸足であった場合、声優として粗雑な演技をされては困りますけど)

さて、3回に渡って声優問題の根本について考えてきました。
一連の話で、この問題は典型的な複雑系の問題とみなすことが出来ると分かりました。
しかも、一つの要素に分解してゆくデカルト以来の還元主義ではこの構図を一筋縄で
理解することは出来ません。
複雑なモノを複雑に見る考え方を身につけて、もっとより詳しく分析してみたいと思っています。
まぁ。複雑系の研究自体息詰まっているみたいですけどね。
サンタフェ研究所ではどうなっているんでしょう。)

そうそう、以前の本編で「次回の更新はありません」と書いたら
「がんばれ!みやむー」のページの更新自体を止めると受け取ってしまった方が
多くいらっしゃったようです。
月2回の更新のうち次の更新をお休みしただけなんです。
誤解を与えるような表現をしてしまい申し訳ございません。

最後に去る、3月23日。サザエさんの「カツオ」役で知られる高橋和枝さんが亡くなられました。
味がある貴重なベテラン声優を失ってしまいました。
謹んで御冥福をお祈りいたします。
では、


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