がんばれ!みやむー

20.「1999/2000年末年始スペシャル PART2」 〜拝啓アニタレ様、方向性無きアイドルたちへ〜

みなさん、こんにちは。
新年度なのに今更「年末年始」ってのも無いんですけどタイトルを予告してしまった以上このタイトルのままで行きます。
とりあえず、枕を省略しまして今回はアニタレへ送る手紙という形でいつもと趣を変えて書いてみました。
久々の本編なのでかなり毒入っています。
それでは早速始めましょうか。

拝啓 アニタレ様。
日頃からあなた様の御活躍には大変興味があり、ずっと見てまいりました。
今回、筆を取ったのは今まで私が見てきた貴方様のことを書いてみたいと思ったからです。
乱筆、乱文は何卒お許し下さい。

人気があるってのは大変なようですね。
小生のコラムの番外篇8でも申しあげましたが、体調をおくずしになって大変なことをしてしまう場合が多いですね。
我等がmiyamu様も体調をお崩しになってついに途中降板してしまいました。
前々から、「ヤバイな」とは思っておりましたら、ついに「言わんこっちゃない」ということになってしまいました。
当然の結果と言えば当然で、プロ意識の欠如といわれても反論できないでしょうね。
今春からWoWoWで放映されるNiea_7
この作品にmiyamu様が出演なさるみたいです。
キャラデザは「serial experiments lain」を手がけた安倍吉俊さんで、こっちに興味がある方も結構いらっしゃるようです。
ですから、くれぐれもヘンな演技をしてこれ以上敵を増やさないで下さいね。
あっ。そうそう、その前に休まないで下さい。(もう懇願です)

そうそう、オーバロード(過負荷)と言えば、丹下桜様の休養宣言で騒然としているようです。
事務所(プロダクション)は売れてるからと言ってバンバン仕事を入れて、
その結果がこれですか?これはあんまりな仕打です。
今夏に「カードキャプターさくら」の劇場版が上映される予定ですけど、どうなってしまうんでしょうか?
(「CCさくら中学生篇」は堀江由衣様ということがまことしやかに伝わっていますけど、 それは無いでしょうね。第一、そんなのあるんですか。)

でも、「カードキャプターさくら」については本当にお疲れ様でした。
これは額面通り受けとって下さって結構です。
ゆっくり休養して、復帰後は間違っていた路線を修復して下さい。

そのプロダクションについて、小生の意見箱で議論がありました。
俳協は基本的に「役者」を養成しますので、実力本位だと思います。
役者魂もまだ健在でしょう。(私が尊敬します清川氏も俳協です。)
こういうベタランがいるところでの修行は本当に大変だと思います。
が、視聴者側から見れば安心です。
工業製品で言ったら品質保証の 国際規格ISO-9000シリーズ取得済工場って感じです。
どこぞのプロダクションみたくバンバン出させた挙句に入院や養生させなければならないことをする路線とは全然違うと思うんです。

さらに意見箱において男性声優の議論がありました。
確かに女性アニタレに比べたら、まともな人が多いかも知れません。
普通の、「いわゆるアイドル」のように男性アニタレを応援する女性ファンの絶対数というものが少ないので、女性アニタレみたいな状況になっていないという分析が出来ます。
「Myojo」(かつての「明星」)のような雑誌が出ない限りまだこの状態が保持されるかな と思います。(まぁ。声優グランプリが怪しいんですが。)

ただですね、現在の若手男性の方はどちらかって言えば、「カッコ良い」役廻りばかりな感じが多いと思うんですよ。
ヘボ以前に女性アニタレ同様、役の幅が無いと思うんです。

瓢々(ひょうひょう)とした、とぼけた演技をする大林隆之介氏。
2枚目と3枚目の中間の微妙な位置取りな演技をする小野坂昌也氏。
渋い演技やナレータもこなすことが出来る、小林清志氏。
役者魂を声にぶつける清川元夢氏。
明らさまな悪人声の麦人氏。
重厚感がありホントに「渋くかっこいい」森山周一郎氏。
みたいな人々が欠如しているように感じがします。
若手の中にそのレヴェルになれる人はいるでしょうか?
もしくは、上記の方々な志向に向っている人っているんですか?
甚だ疑問です。

上記の重鎮の方々は、誰もが1度は聞いたことがある程、強力な「個性」を持っている人々です。
逆にそれが、若手の阻害となっているかも知れません。
(あまりにも強力すぎて入り込む余地がないので出現してこないってこともあります。)
しかしですね。逆に言えば、それに足りる人間がまだいないってのも事実だと思うんですよ。
しかも、男性役者の場合、うまく年輪を重ねて行けるのかが課題だと思います。
若いウチに人気があっても、その後に続くかということです。

二枚目程度なら出来る人は沢山いると思います。
ただ、上記の「渋い」や「とぼけた」感じが出来る人っていうのは意外と少ないと思われます。
岩田光央氏とか山寺宏一氏あたりが汚れからまともな演技までが出来るので、がんばって欲しいとは思っています。
それでもそんなに若くは無いですけど...

空前の声優ブームであっても、結局、全体的に偏向した役しか出来ない人ばかりだと思うのは私だけですか?
従来のアイドル路線では仕方ないんですね。
アイドルでは、「可愛い役、かっこ良い役」ばかりですから...
第一に作品に責任が無いんですからアニメの将来なんて考慮していないんでしょうね。
声優の空洞化は意外にも早くやって来そうな予感がします。

あと悪役についても御意見がありました。
声優と舞台俳優を単純に比較出来ませんが、水戸黄門の歴代の黄門様は、かつて皆、悪役でならした人ばかりです。
悪役が出来るとその後の道が開けるのは事実のようです。

「らしく」演技をするという御意見も寄せられていました。
一見して尤もらしい意見ですが、ここでも書いたように、実は大変危険な場合に陥いることがあると思うんです。

確かにですね小学生に小学生の演技をさせれば良いのかと言ったらそれは問題があります。
ただ私、「らしく」はパターン化につながる危険な行為だと思えます。
パターンが少ない、あるいはパターンにない演技を要求された時にどうするんでしょうか?
これが端的に現われたのが我等がmiyamu様なんです。(くわしくは、ここ)

いわゆる「アニメ声優」という方々は「パターン化」を特技とするようですね。
が、その結果が汎用性の低い人々を作る原因になっていると思うんですよ。
ましてや、アイドル崩れの方々なんか、パターン化でさえ怪しいです。
いえね。「らしく」を否定しているわけではないんですよ。
「パターン化」しなくても、臨機応変に対応出来るなら良いんですから。
このご意見の型にはまったというのは、まさにパターン化の弊害と言えると思います。

そうそう林原様。
今回、このパターン化について書いていましてね。フト考察したことがあるんですよ。
「フェイルセーフ(fail safe)」の考え方なんですけどね。
もし、ダメだった場合、その落しどころが分っている人があなた様だと思うんです。
必ずどっかに落すんですよね。
パターンとしてはバリエーションが少ないですけど、貴方様は落しどころが分っているんだと思います。

あと音楽方面で御活躍の方々も沢山見てきました。
「アイドル不在」という言葉が聞かれて久しいのですが、アニタレ様は「声の仕事はどうしたのですか?」と言いたいほど、かつてのアイドル並にCDを出していますね。

音楽活動に熱心といえば、椎名へきる様。
へきる様にはいいたいことが山ほどあります。
最近はvoice Animage edition、オリコンと表紙をかざっていらっしゃいますね。
いやー凄いですね。一般の方は全然知らないのに「立派なアーチスト」なんですから。
アニメ作品にはあまり出て来ず、大した演技も出来ないにもかかわらずですよ、へきる様を大々的に扱ってくれるのは、一重に無批判に扱ってくれる声優関連メディアあってこそですよね。

しかし、大変申し訳ないんですけどね。
音楽のことをあまり知らない私ごときが忠告するのもおこがましいのですが、本当にアーチストになるんだったら声優雑誌と訣別すべきだと思うんです。
だって、それらの雑誌って貴方の音楽を適正に評価しているとは思えませんから。
確かに普通の音楽雑誌には無視されるかも知れませんけど、そこは「アーチスト宣言」までしたプロなんでしょうから雑草根性で切り抜けて下さい。
巷では天然ボケキャラで売っているという評もありますが、「自己キャラで売るアーチスト」なんて私聞いたことありません。(自己キャラで売る声優もいないとは思いますが)

でもね安心して下さいへきる様。何も歌手気取りなのは、あなた様ばかりではありません。
飯塚雅弓様、前田愛様の御両人だって負けていません。
飯塚様はKIDSステーション「アニメパラダイス」に前田様は「アニソンヒットチャート」にそれぞれレギュラー出演していますね。
番組中のコンサート情報や番組間のCM等で、貴方様方のPVやレコードセールスが流れていますね。
どう見ても御両人のプロモ番組ですよね。
事務所側の意向かも知れませんが、貴方は何か勘違いをなさっているんではないでしょうか?
「声優->アイドル歌手」という構図を見事に作り出して、勘違いな人々の増植を促進しているんですよ。
少しは御自分の立場を考えて下さい。お願いします。
飯塚様には次回に言いたいことありますので今回はこのへんにしときます。

そうそう忘れていました。アニタレ様の重鎮とえば國府田様。
もう大変ですよ。インターネットニュースグループjapan.seiyu.m-koudaにてあまりにも記事がないので「さみしいね」とかいう記事がボソっと投稿書されていした。
そりゃぁそうでしょうね。まともに声優として活動なんかしていない人の話題をしろってのが無理だと思います。
(へきる様、同じ位にjapan.seiyu.hekiruに記事がありませんよ。)
お願いですからラジオにばかりこもっていないで、たままには作品に出てきて下さいな。
でないと、japan.seiyu.m-koudaが無くなってしまいますよ。

これまで個人名を挙げてきましたが、これまで書いて来たことは何も個人攻撃をしているんでは無いんです。
今現在の声優シーン全体に言えることなんです。
地道に活動している人だってちゃんといることを知っています。
けど、大したことしていないのにCDデビュしてアイドルマガイの活動をしている人が「声優です」というのを見ていますと、いてもたってもいられないのです。
しかも、マスキング効果(大きい音の付近の音は隠れてきこえない)よろしく、アニタレ様の影響で地道にやってる人が正当に評価されていないと思うんですよ。

私にはアニタレ様が一体どの方向に進もうとしているのか、つまりは方向性が見えないんです。
アイドル志向なのは分るんですが、それも中途半端なんですよね。
これも一重にアイドルとのバウンダリ(境界)が見えていないから方向性が見えないだと思うんです。
どうも私には、貴方様方の方向性がイマイチ見えなんです。

アニタレ様は適当に露出して演技なんてどうでも良い風潮があります。
まさに、バウンダリがはっきりしない、ぼやけているアイドルなんです。
この意見に付随するのかも知れませんが、まったくもって「個性」の出し方を間違えていると思います。
アニタレ様は、アイドル志向なのでエゴ個性が出ているんではないでしょうか。
いつまでもつかっている湯はぬるま湯ではありませんよ。やがて冬の時代が来ます。今春はその徴候が見られます。

作品に責任を持ってない「まちがった個性の発揮の仕方をする人」ばかりが声優としてまんまとデビュー。
その後、流れにのって、好き放題。
まさに、お気楽、極楽、おじょうずにアイドルですね。
なるほど、アニタレとは「未来形アイドル」なんですね。(ちょっと古いですか?)
いやー恐れ入りました。

落しどころを知らないのは、作品に対する責任がないから。
ひいては日本アニメに対する責任をになっているという自負がないからではないでしょうね。
声優をアイドル出世のための道具にしか思っていないように見えます。

ですからアニタレという中途半端な存在はやめて下さい。
私のコラムのなかで便宜的に「アニタレ」という言葉を使っていますが、方向性の見えない「アニタレ」というものは、本来、存在してはならないモノだと思っているんですよ。

毎日会社に出社して仕事をこなせば、とりあえず御飯が食べてゆける環境にいる私こそ、ぬるま湯につかってるかも知れません。
しかも、INET上ではこのように言いたい放題やっています。
でもですよ。今の声優シーンは、絶対におかしいと私は確信しています。

アニタレ様へもう一度言います。
あなたの進むべきは道は何ですか?
アニタレ様方は一体どこに軸足を置いているんですか?
アイドルですか?
それとも声優ですか?
もし声優ならもっと責任を持ってください。

以上、たわいもないことを書き連らねてみましたが、私の意見に少しでも耳を傾むけて下さいましたら幸いです。
なによりもお身体には気をつけて下さい。
これからも、貴方様方を見てゆくつもりです。

敬具


さて、今回はかのような形式でお送りしましたがいかがだったでしょうか?
そういえば、変った形式といえば、昨年は特別篇として「がんばれ!県教委」というものをお送りしました。
機会があれば、あの続きを是非やってみたいと思っています。

4月になり、番組改変の時期ですが、テレ東の深夜枠からアニメが全滅してしまいました。
これは「ヲタク経済論の崩壊」でしょうか?
まぁ。空前のアニメブームが収束にむかっていることでしょう。
それにともなって声優ブームも鎮静化してくることが予想されます。
ただ、指向性の高いアニメが無くなってしまう懸念があります。
これはちょっと残念です。
せっかくアニメの出来る範囲が広がりを見せつつあっただけにかなり辛いものがあります。
アニタレの温床が1つ減ったという安心感と、せっかく重いテーマが増えてきたというの に深夜枠の全滅してしまった残念な気持で、非常に複雑な心境です。
ここ最近、テレ東の深夜枠には重いテーマの作品はありませんでした。
が、テレ東はこの分野でリーディングカンパニーであっただけに他局が追随して指向性が高い番組が無くなってしまう懸念があります。
しかも、深夜枠が無くなり、仕事にあふれたアニタレが、昼間の番組中に侵入してくることも否定できません。
今後は数が減った「パイ」に対してアニタレがどうなるかに注目したいと考えています。

さて、次回ですが、半年以上塩漬けしたテーマの本編を更新する予定です。
では、

今回の言い訳

3月中の更新予定が、新年度の4月になってしまいました。
今回は思っていたより校正に手間がかかりました。
マジで難しい文章構成でした、普段のような感じではなく手紙形式ってのは難しいです。
最初の文章はデビ夫人の「ちょっと一言良いかしら」みたいにあからさまにイヤミ満載な文章になってしまいました。
(それでも、まだイヤミな部分が残っていますけどね。)

あと最近知ったんですけど、lynxに代るテキストブラウザ(正確にはviewrですが)で「w3m」という非常にコンパクトで軽いツールを発見しました。
WEB小説や比較的文字の多いページを観るには最高です。
WindowsでもCygwin32環境があれば、実行できるようなので、興味のある方は是非おためし下さい。


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