がんばれ!!みやむー

8.TCVV・SYRI新春特別合同企画〜声優よ役者たれ〜

遅れ馳せながら新年おめどうございます。
1999年、巷ではノストラダムスの予言で世界破滅だとか騒いでいますが、あんなん
信じている人って何人いるのでしょうか?私としては、「マーフィーの法則」の方が
よっぽど信憑性があると思うんですが、いかがでしょうか。
さて、今回は私が主宰する2つのページ(TCVVSYRI)の合同企画という形で
本編を書いてみました。
SYRIから来た方はちょっと退屈かもしれません。
TCVV・FAQTCVV宣言がんばれ!みやむーを御参照しながらお読みくだされば
理解が深まるかと思います。

そうそう、おめでたいと言えばmiyamu。結婚していたんですね。いやー驚きましたよ。
年末年始にかけて発表があったようですが、ファンの中にはかなりの重傷者がいるようです。(合掌)
これについて年明けすぐに号外を書こうかと思いましたが、このページはあくまでも
声優批評であってmiyamy-watchのページではありませんので止めときました。
(miyamuファンだと思われたくありませんので。)
あっ、でもこちらの手は緩めませんよ。

今回、合同企画をした訳なんですが、理由は様々あります。
まず、TCVVの主張である「声優は役者でなければならない。」ということの確認。
俳優(女優)の声の仕事について。(斉藤由貴さんが多くのナレータもしている)
あとですね、折りしも「ボイスラッガー(原作:石ノ森正太郎)」という声優出演の
戦隊モノが始まったこともあったので、声優と役者についてもう一度考えてみようと
したわけなんです。

Newtype:角川書店(以下NT)2月号に特集として「21世紀の声優白書」
というのがあります。
声優雑誌は翼賛雑誌なのでアニメ雑誌の方がまだいいと思って読んでみましたが、結構
面白いこと書いてありますねぇ。
ラジオ製作関係者の声として「声優ラジオは淘汰の時期」というコメントもありました。
この勢いがつくと次は声優自身の淘汰も始まるでしょう。
「声優改革」とか「声優ビッグバーン」とかが始まる予感さえしました。
(すでに、「声優バブル」は弾けたという説もありますしぃ。)
さて特集の内容ですが、製作関係者、声優の大ベテランから新人までのインタビュー
とか談話が載っています。(もちろん我等がmiyamuも登場しています)
面白いことに、若いは皆さん口を揃えて「役者になる云々」なんてこと言っています。
まぁ御大層なこと言っているようですが、私の感想は
「そんなん言わんくても分かっとるいるわい!今頃言っとんのか!ボケェー」って感じです。
(声優も役者なんだよ)
一方ベテランの方々はそんなこと言っていませんね。
ベテランである緒方恵美・千葉繁の両氏はキチンと現状を認識しています。
特に緒方氏のコメントは味わいがありますね。
「商業誌にとりあげられるとか、CDが売られたりすることに惑わされてものの本質を 見失うことだけはしたくない。」
本文はもっと長い文章で一部抜粋しただけですがパンチのある発言だと思います。

さて、このNTの特集では「本質」というべきものがボヤけています。
(わざとそこに言及していないのかも知れませんが)
で、このコラムの中で何度もご紹介している清川元夢氏の発言から違った見方をしてみ
ると焦点がハッキリするような気がします。
(清川氏は様々な談話の中でかなり厳しいことをおっしゃっています。)
例えば劇場版・新世紀エヴァンゲリオンの春バージョンパンフレット中の対談では
声優が「役者になっていない」になっていないことについて「声優が風邪をひくこと」
を挙げています。
miyamuはかつてコンサートツアー中に倒れたらしいですけど、氏から見れば言語同断
なことでしょう。役者魂・プロ意識というものがないのですね。

結局「役者になりたい云々」とか言っているわりにその本質や基本的なところが
分かっていないと思います。
そんな似非声優はいつまでたっても「アニメタレント(アニタレ)」のままです。
「役者でござい」とか言っていて、毎日真剣勝負している役者さんに対して
申し訳ないと思わないのでしょうか?
何考えているんでしょう。ハッキリいって真剣味に欠けます。
まぁヘタなCDとか平気で出していられる位ですから思わないのでしょうね。
そんなんだから清川氏は夏の劇場版エヴァ・パンフレットの中で
「日本の演劇は幼稚園みたいなもの」と言うのでしょうね。
余談ながら同氏はパンフレット(春・劇場版エヴァ)の中で出演者を「素人のあつまり」とも言っています。(ひぇーーー)

完全に本質を見失ってた例として「えびたい(テレビ東京放映)」という番組があります。
これは現在の声優像のを表した非常にシンボリックなものと言えます。
第一に、声優になるのに何故CDデビューが先なのでしょうか?全くもって理解不能です。

大部分のアニメでは配役をオーディションで決定します。
しかし、声優界全体に演技力の地盤沈下が起こってしまえば「絶対的レベルが低いなか
からまともなものを選ぶ」という作業をするということになってしまうのでは?
このことを憂いてか「もののけ姫」では声優として俳優陣を多く起用しました。
(石田ゆり子氏を主役に起用したのには賛否両論がありましたが。)

役者といったら俳優(女優)ですが、彼らのナレーションは目を見張るものがあります。
キチンと役になりきっていますね。
だからといって、専業としている声優みたいにアニメで即席で声を当てることは
不可能だと思います。
しかし、不断の努力で培った底力というものがあるので、少し勉強すれば「役」を演じ切ることは困難ではないと思います。
斉藤由貴さんもナレーションをすることがあります。
NEWS23の「正月映画紹介」で、「おすぎ」さんが評していたように斉藤由貴さん
は女優として優れているとのことです。役者と高い技術力の裏付けがあってこそ
キチンとしたナレーションが出来るものだと思います。

「もののけ姫」では多分、既存の声優に対する不満が多少含まれていたのでしょう。
既存の声優に「十分な力」があったのなら宮崎氏はこんなことはしないでしょうから。
こんなことが続くようなら究極的には「声優」そのものの存在意義にまで発展します。
声優を使う理由として「俳優にくらべて安いから使う」などという経済的な観点だけに
なってしまうと、「粗悪OVA」から何も学ばなかったということになり、
ひいては日本アニメの急速な衰弱を引き起こします。

で、NTの「声優白書」は「声を当てる仕事にとらわれない新しい声優像(中略)
自分を見つめ努力をすることが必要なのだ」とか結んでいます。
インタビューした人のコメントがバラバラなのでこんなわけの分からない最大公約数的
な結論になってしまったんでしょうが、
ホント、一体何が言いたいのか良く分かりません。
問題の本質が分かっていないまるでWindows裁判のようです。
(Windows裁判の本質はOSを1企業が握る不健全さなんですね。ブラウザ同梱 の問題は枝葉です。)
まぁNTの「声優白書」では声優の「決意表明」について書いてあるだけですね。
結局、NTも
声優雑誌と同様なことしか書けないことが分かりました。
(全面カラー化するのはいいけど、その前に内容を何とかしてほしいですね。)
NTの結論をTCVV的に解釈すると、21世紀の日本アニメはお先真っ暗ということ になります。

あと、声優が歌手デビューすることの問題点です。
CDとか出せば、コンサートとかするんでしょうけど、多少なれ商売道具である声を
酷使する訳です。ですから基本的に歌手をするなんてトンデモないことなんですよね。
コンサートツアーなんかしたらもう大変です。体調維持だけでもキツイことだと思うん
ですけどね。(しかも、場合によっては飛んだり跳ねたりするんですから)
コンサートで倒れても問題が波及する範囲はたかが知れています。(コンサートが中止
になる位です。)でも、声優の身分で倒れたらその迷惑がかかる範囲はかなり広く波及 するのですよ。
ちょくちょくコンサートをしている「声優orもどき」の皆さん本当に「役者」になる つもりあるんですか?
もし、本業が声優でなく歌手ならば直ちに声優を止めていただきたい。
中途半端な気持ちで役をされては視聴者であるこっちが迷惑ですから・・・・・

これまでこのコラムで曖昧なまま使ってきた言葉が沢山あるのですが、
そろそろ適正化をはかろうと考えています。
得体の知れない声優みたいな人を「タダの芸能人」という表現をしていましたが、
御指摘がありましたので「芸能人」という表現から「タレント」という表現に変更
します。これで「アニメタレント」という言葉とも整合性がとれます。
(「芸NO人」という表記も捨て難いのですが・・・)

最後に今月12日から始まった「ボイスラッガー」ですが、今のところコメントできま
せん。番組のスタンスがちょっち見えてこないのでもう少し見てからコメントしたいと
考えています。

てなわけで、今年もよろしく御願いします。
では、


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